正しい歴史の見方

できれば上から順にお読みください。

①中部ヨーロッパの最終氷期と人類の適応

重要となるのがドイツのライン川東岸、ケルンの南約50Kmにあるゲナスドルフ遺跡である。
中部ヨーロッパの最終氷期と人類の適応

②後期旧石器時代のシベリア文化

後期旧石器時代は、最後の氷河期という意味で「最終氷期」と呼ばれる時期にあたる。
その最終氷期(氷河期)まっただ中の遺跡がシベリアの大平原に広がっている。…

③細石器の誕生~中石器時代の幕開け

後期旧石器時代における細石器の登場は世界を変える画期的な大発明であった。
細石器とは小さく鋭い石器片(細石刃)を、槍などの先端に溝を入れて、そこにノコギリ状に並べて…

④最終氷期における世界の古代遺跡

これまで古代ヨーロッパと古代シベリアの後期旧石器時代遺跡をいくつか見てきましたが、それらの遺跡を残したのは日本民族であると解説してきた。…

⑤後期旧石器時代の南米大陸(前編)

古代の南米大陸にはインカ帝国へとつづくアンデス文明を築き上げた人々がいた。
それでは、初めて南米大陸に足を踏み入れた人々はどのルートで入ってきたのだろうか。…

⑥後期旧石器時代の南米大陸(後編)

世界中のシャーマンを研究されたルーマニア出身の宗教学者ミルチア・エリアーデは、
南米のシャーマニズムとオーストラリアのシャーマニズムの強い結び付きを指摘している。…

⑦後期旧石器時代の北米大陸

最終氷期(北米ではウィスコンシン期と呼ぶ)には海面が100m以上も低下していたために、
シベリアとアラスカは陸続きになっていて、その陸橋はベーリンジアと呼ばれる。…

⑧古代シベリア文化の担い手

古代シベリアは文化の発信拠点と考えられてきた。シベリアはシャーマニズムの本山とされ、ここから世界中にシャーマニズムが広がっていった。…

⑨古代を解く鍵 その1:ネガティブハンド

以前は文明のあけぼのはヨーロッパから始まったと考えられていたのだと思う。
教科書でも一番最初にはラスコー洞窟やアルタミラ洞窟の壁画が紹介されていた。…

⑩古代を解く鍵 その2:刃部磨製石斧

こちらをその1にした方がよかったかもしれない。
刃部磨製石斧とは後期旧石器時代に突然現れた磨製石器である。…

⑪古代を解く鍵 その3:丸木舟

・ヘロドトス著/松平千秋訳 『歴史(上)』 岩波書店 228頁12行目から
【アレクサンドロス(パリス)はスパルタからヘレネを奪い母国に向かったが、エーゲ海にでてから…

⑫古代を解く鍵 その4:盃状穴

盃状穴(はいじょうけつ)とは石に刻み込まれた円形の浅い穴のようなものでる。
それを盃のような穴と表現しているのである。…

⑬古代を解く鍵 その5:屈葬

屈葬とは手足を折り曲げた姿勢で埋葬する方法であり、縄文人は屈葬されている。
その理由はシャーマンを通して理解することができる。…

⑭古代を解く鍵 その6:子供の甕棺葬

これまで後期旧石器時代の話が続いているが、子供の甕棺葬は縄文時代の話となる。
時代が飛ぶが、前回の屈葬の話の続きで先に解説することとする。…

⑮古代を解く鍵 その7:穿孔(せんこう)

穿孔とは石に穴を開ける技術であり、これは後期旧石器時代における革命的な技術である。
日本民族は後期旧石器時代から石を研磨したり穴を開けたりしていたのである。…