①アイヌが縄文人の遺伝子を約7割も持っている
縄文人の起源、2~4万年前か 国立科学博物館がゲノム解析
【ポイント】
・アイヌは(1万年以上前の)縄文人の遺伝子を約7割も受け継いでいる。
・東京でサンプルを取った本州の人々では縄文人のゲノムを約10%受け継ぐ。
・縄文人ゲノムは沖縄県の人たちで約3割
・すべての日本民族は縄文人の遺伝子を持っている。
②アイヌと縄文人は遺伝子系統樹で同じクラスター(枝)
縄文人ゲノム解析から見えてきた東ユーラシアの人類史
【ポイント】
・アイヌは日本列島の最古の住人であり縄文人と同じクラスターにいる。
・現在東ユーラシアに住んでいる全ての人々は南ルートでやって来た。
・縄文人は東ユーラシア人の根に位置しており東ユーラシア人の創始集団である。
③日本民族の遺伝子は二重構造ではなく三重構造
パレオゲノミクスで解明された日本人の三重構造
【ポイント】
・第一弾の混血は弥生時代に北東アジア祖先集団との間に起こった。
・第二弾の混血は古墳時代に東アジアに起源をもつ集団との間に起きた。
→つまり弥生時代には朝鮮人の渡来などなかった!
④3000人以上のデータに基づく日本民族三重構造の裏付け
【ポイント】
・これまでのデータ数の少なさを補い日本民族の三重構造が証明され
・弥生時代には朝鮮人や漢民族の渡来など無かったことが証明された。
・日本民族にはネアンデルタール人やデニソワ人の遺伝子が含まれている。
・東北地方に縄文人の遺伝子が一番多く残されている可能性がでてきた。
①ホモ・サピエンスの拡散経路
【ポイント】
・アフリカから東ユーラシアまでヒマラヤ山脈の南側を東へ東へと歩いて来た。
・カリマンタン辺りから日本列島まで丸木舟で北上した。
・日本民族のご先祖様たちは丸木舟に乗って世界中に進出していった。
②ホモ・サピエンスの技術革新
【ポイント】
・太古のホモ・サピエンスの技術革新はほぼ全て日本民族が成し遂げた。(おそらく全て)
・日本民族の技術が世界中に拡散していった。
・拡散速度は時代が下るほど早くなり、曾畑式土器はほぼ同時期に世界中から出土する。
③百歩蛇(ひゃっぽだ)信仰
【ポイント】
・はじめての人は蛇から生まれたという信仰が世界各地に存在している。
・嚙まれると百歩以内に死ぬ猛毒の百歩蛇から人が生まれたとする百歩蛇信仰がある。
・王塚古墳(福岡県)の壁画は百歩蛇の図柄と色調を表現していて、人の生と死を支配する。